刑事事件のニュースをみると「懲役〇年、執行猶予〇年」という言い方をよく目にします。この執行猶予とは、一定の期間、刑の執行を猶予するということです。有罪の場合に、刑の言い渡しと同時に言い渡すこととされています(「執行猶予付き判決」と言うこともあります)。この執行猶予期間中に新たな犯罪に及んでしまい、禁固以上の刑罰が科され ……
江畑 博之
【解決事例】執行猶予中に、あて逃げをしたが公判請求を回避できた事例

依頼者は、交通事故を起こし、その場から逃走して逮捕されました。 依頼者は、以前に別の罪で有罪判決を受けており、事故を起こした時は執行猶予期間中でしたので、公判請求(裁判)されて有罪になってしまうと、前回の罪の執行猶予が取り消されて、刑務所に行かなければならないことが確実な事案でした。 そこで、交通事故の被害 ……
【解決事例 過失運転致傷、道路交通法違反事件】勾留許可決定に対する準抗告が認められた事例

依頼者は、大型自動車を運転中に交通事故を起こし、その日のうちに逮捕されました。 しかし、家族がいること、長年にわたり安定した仕事に就いていたこと等から逃亡のおそれがない旨を主張し、その日のうちに準抗告が認められました。 依頼者は、逮捕から1日で自宅に戻ることができ、仕事への影響も最小限に抑えることができました。 ……
【解決事例 廃棄物処理法違反事件】罰金額が減額された事例

依頼者は、自分の畑で廃棄物である木の枝や枯れ葉等を焼却したとして、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)違反として起訴されました。 当初、検察官は略式起訴しましたが、依頼者が無罪を主張したため裁判が行われることになり、当事務所の弁護士3人が弁護人に選任しました(私選)。 裁判では、木の枝や枯れ葉の焼却 ……
【解決事例 廃棄物処理法違反事件】速やかに保釈が認められた事例

土地に不要になった物品を埋めたということで逮捕された事案です。 逮捕された方は会社経営者の方でした。 この事案では、もともと会社の経営状態が思わしくなく、経営者の方の身柄拘束が続けば、会社が倒産してしまうおそれがある事案でした。 公判請求後、速やかに保釈を請求し、認められました。 この事件については、共 ……
【解決事例 盗撮事件】自首に同行して逮捕を回避した事例

依頼者は、スマートフォンで女性のスカートの中を盗撮する行為を繰り返していたところ、自分の周辺を警察官らしき人物が、捜査や聞き込みをしていることを察知しました。自分に捜査の手が及んでいると感じた依頼者は、弁護士に相談しました。 弁護人として依頼を受けることになったため、弁護人から警察に対し、弁護人が責任をもって自首 ……
【解決事例 痴漢事件】被害者と示談が成立し、不起訴処分となった事例

逮捕直後にお電話いただき、弁護人に就任しました。 検察官に意見書を出し、勾留請求を阻止し、無事逮捕段階での釈放となりました。そして、被害者の方と示談交渉を行い、速やかに示談を成立させました。 その他依頼者の方の監督等を親族の方にお願いをし、検察官に対し意見書を提出しました。 結果的に、無事不起訴処分を獲得 ……
【解決事例 窃盗事件】被害者から嘆願書を取得した事例

窃盗で逮捕された方の事案ですが、被疑者の方は窃盗時に飲酒をしており、お酒の影響が強くうかがわれた事案です。 この方は、とても真面目な会社員の方で、前科前歴もなく、ご依頼いただいた段階から、重くとも罰金処分で終わることが想定されました。 もっとも、万が一にも公判請求(裁判)されることのないよう、被害者の方と面談し ……
【解決事例 窃盗事件】準抗告により勾留が取り消された事例

依頼者は、窃盗の罪で逮捕された後、勾留されました。 しかし、被害額は軽微であったこと、客観的な証拠は警察等の捜査機関が既に保管していること、依頼者は罪を認めていること、同居している家族が身元引受人となっていること、依頼者には前科前歴もなかったこと等から、依頼者には逃亡する理由もなく、証拠隠滅を行う可能性もないとし ……
【解決事例 酒気帯び運転事件】速やかに保釈を行った事例
新潟県外の会社経営者の方が、新潟に出張中、酒気帯び運転をしてしまい、逮捕されたという事案です。 逮捕・勾留の後、罰金処分となれば、その段階で釈放されますが、起訴された場合には、保釈されなければ、裁判が終わるまで(事案によりますが、簡単な事案でも2ヶ月程度)身柄拘束が続いてしまいます。 この方の場合、会社を経 ……