本件は、自動車を運転中に前方への確認を怠り、自車を自転車に衝突させたという事案でした。
事案の内容的には執行猶予判決が見込まれましたが、被告人には交通違反歴があったため、被告人質問では検察官や裁判官から厳しい質問がされることが想定されました。
被告人質問とは、簡単にいえば被告人に対する証人尋問のようなもので、弁護人、検察官、裁判官から順番に質問されるもので、検察官や裁判官は比較的厳しい質問をすることが多いです。
そこで、検察官や裁判官からの質問を先取りするように弁護人から質問をするとともに、事前にどのような質問が検察官や裁判官からなされるかを想定し、それに向けて準備を行いました。
やはり、検察官や裁判官からは厳しい質問がありましたが、当初の想定通り、無事執行猶予判決を獲得しました。
(弁護士 小林 塁)
掲載日:2024年4月23日
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江畑 博之
新潟大学工学部卒
東北大学法科大学院修了
最高裁判所司法研修所修了後、弁護士登録
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